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古代オリエント博物館
2017年3月30日(木)、なんと4年半ぶりの再訪問。
もうそんなに経つんだ……。誘(いざな)われる〜感のあるエントランスです。ここから先は相変わらず撮影禁止です。過去2回の鑑賞時よりもオリエント文明に少しだけ詳しくなったので(といっても、シュメール・アッカド・バビロン・アッシリアという大まかな変遷と各地の遺跡を知ったくらいですが)、今回はより楽しめるかも!という思いで伺いました。
入ってすぐ、あの有名なハンムラビ法典の石碑(レプリカ)がお出迎え。写真で見ていただけのものが、こんな大きさこんな形なのだと実際に把握できるのは良いですよね。また、入口付近にある「さわって学ぶ古代オリエント地図」というタッチパネルはよかったです。中国もそうなんですが、広大な土地に様々な王朝が生まれては消え、分裂したり統合されたりで、いつどこでというのがなかなか覚えきれません。「さわって学ぶ古代オリエント地図」では、地図の場所をタッチすると遺跡の紹介とタイムラインのこのあたりの時代というのが表示されるので、オリエント文明初心者にも優しくわかりやすいです。ところどころにあるクイズ式の説明も良かったです。
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今回は双眼鏡のパピリオも携帯。小さい物がよく見えない、退色変色で絵がよく見えない、という博物館の不満を解消してくれる優れものです。メソポタミアの小さな護符やアミュレットはこれで本当によく見えました。護符の黒豹がカッコよかったです。カエル系はなんでも可愛いですね。楔形文字もよく見えました(読めないけど)! 本当に細部まで楽しむことができました。んー、古代人て視力よかったのかな? なんであんな小さな文字を書くんだろう(6mmのB罫に漢字を書くのも似たようなものかもしれませんが)。館側もこの点を改善してまして、「みどころルーペ」というサービスを取り入れてました。とはいえ展示品のそばに「みどころルーペ」と描いてあるものだけなので、やはりじっくり見たい方は双眼鏡持参がお勧めです。
最短合焦点距離0.5mの PENTAX 双眼鏡 PAPILIOII6.5×21

展示品は撮影できないので、ミュージアムグッズの紹介で水増しします。😂 自分用のお土産で、以前から欲しかったヒエログリフ定規とメジェド様ブックマーカーを購入。ヒエログリフ定規の色は赤・青・黄・緑の4色。エジプトといえば黄金! 黄色を手に取りそうになりましたが、好き嫌いでいえば青のほうが好きかな〜と青にしました。エジプトといったらファイアンスの青というのもアリですし。
もう少しこじんまりした定規だと思ってましたが意外と大きいです。小さいとテンプレートでヒエログリフが書けないのでこのサイズ。定規の目盛りは見た瞬間に小さいなと感じましたが、STAEDTLERの定規と比べると25cmで2.5mmのズレが。古代には寸分の狂いもなかったのにぃ。

メジェド様ブックマーカーはたしか110円でした。水彩紙ミューズにプリントしてマグネットを貼り付けた仕様です。メジェド様は何者かというと、オシリスの敵を目から光を放ち打ち倒すという姿の見えないよくわからない神様の一人。

こんな風にブックマークとして使います。ちょっとずり上げると本を閉じても目が見えます。

切り取り線が見える手作り感。😂 材料、隣のハンズで仕入れてんじゃ?みたいな……

池袋駅から行くと、サンシャインの中でも奥まった文化会館ビルの中にあってわかりにくいのですが、矢印表示を探して行けばエレベーター乗り場にたどり着くので、そこから7Fに行けば左手にあります。
古代オリエント博物館では自由学校という、他ではなかなかお目にかかれない講座を開講しています。「メソボタミアの神々」、「初心者のためのシュメル学入門」、「ペルシア書道」、等の講座があります。開講時期は、前期は4月から9月なので、3月頃に行くと募集チラシが置いてあります。公式サイトでも募集しています。
関連記事:
古代オリエント博物館 1回目
古代オリエント博物館 2回目
公式サイト:古代オリエント博物館
コレクション展(常設展) 入館料 600円
写真撮影は不可。