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木場公園のどんぐりマップによると10種類
こんにちは、@kamujpです (๑′ᴗ‵๑)
地図はミドリアム内で展示しています。写真に撮ってXに載せましたので参考にしてください(配布は現在してるかどうか不明)。
マップを参考にしてもなかなか見つからないものもありました。採集可能な季節順に紹介します。拾えたものは⭕️、どんぐりを見たことないものは❌をつけています。
木場公園のどんぐりリスト
- クヌギ(8月下旬〜12月上旬)⭕️
- コナラ(9月上旬〜11月中旬)⭕️
- カシワ(9月上旬〜10月下旬)❌
- マテバシイ(9月上旬〜11月中旬)⭕️
- スダジイ(9月下旬〜12月中旬)⭕️
- アカガシ(10月上旬〜11月中旬)❌
- ウバメガシ(10月中旬〜11月下旬)❌
- シラカシ(10月下旬〜11月下旬)⭕️
- ウラジロガシ(10月下旬〜12月上旬)❌
- ツブラジイ(10月下旬〜12月上旬)❌
- アラカシ(10月下旬〜2月上旬)⭕️
- 番外:トチノキ(8月下旬)⭕️
- 番外:オニグルミ(9月下旬)⭕️
- 番外:クリ(8月下旬〜10月上旬)❌
ブナ科の果実をどんぐりと呼びます。どんぐりには含まれないけど、落ちてるの見つけたら嬉しいナッツ系の木の実も番外で加えています。
落葉樹 クヌギ(ブナ科 コナラ属)
クヌギ Quercus acutissima
8月下旬頃からポツポツ落ち始めています。クヌギはアベマキに似ていますが、木場公園にアベマキはないので間違えることはありません。コロンと丸いどんぐりが落ちてたらクヌギのどんぐりと思って間違いありません。
帽子(袴)は大抵外れているので、そばに落ちているものを一緒に拾います。
葉っぱも特徴的で細長くてトゲトゲ(鋸歯)が目立ちます。
夏にはこんな実が付いてます。上の画像のような葉っぱを見つけたら枝をよ〜く観察してみてくださいね。
黄葉もきれいです。
アベマキ Quercus variabilis
アベマキは日比谷公園で見かけました。鋸歯のトゲトゲは全然痛くないです。落ち葉になると葉の裏の白さが目立つらしいので落ち葉の頃にまた見に行きたいです。
落葉樹 コナラ(ブナ科 コナラ属)
コナラ Quercus serrata
9月上旬頃から落ち始めます。どんぐりと言えばコナラの実ってイメージでしょうか。葛西橋通り沿いの南側にコナラとアラカシが植えてあります。この場所はどんぐり拾いのメイン会場らしく、拾い尽くされた翌日はほとんど落ちてないことも。ここで見つからなくても他の場所に植えられているので大丈夫です。
コナラのどんぐりは帽子(袴)がくっついて落ちていることがまれで、トングリの本体と帽子を別々に拾ってきてあとでくっつけます。落ちると乾燥してすぐ痩せてきて割れやすくなるので、処理は早めに。
コナラの樹皮はとても特徴的なので、比較的探しやすいと思います。
秋になると葉っぱが黄〜赤茶色に変化しますが、条件がいいとかなり真っ赤になることも。
落葉樹 カシワ(ブナ科 コナラ属)
カシワ Quercus dentata
木場公園ではカシワに似た葉っぱの木が3つありますが(他にもあるかも)、どんぐりは1度もみたことありません。まだ若葉のカシワちゃん、かわいい形の葉っぱです。柏餅に使います。
緑色から黄土色〜赤茶色の葉っぱになります。運が良ければもう少し赤くなってることも。
樹皮。
コナラ・ナラガシワ・カシワ・ミズナラはよく比較されますが、木場公園にあるコナラとカシワに限って言えば、コナラには葉柄があり(左)、カシワには葉柄がほとんどない(右)ことで区別できます。木場公園のコナラとカシワは葉っぱの形も全然違うので紛らわしいということはありません。
常緑樹 マテバシイ(ブナ科 マテバシイ属)
マテバシイ Lithocarpus edulis
9月上旬頃から落ち始めます。比較的実付きがいいです。強風の翌日は枝ごと落ちている時もあります(あれは枝って言っていいのかな?)。コナラより大きめ、硬くて虫がつきにくいお勧めのどんぐりです。木場公園で一番簡単に拾えます。
#木場公園#マテバシイ(ブナ科)#どんぐり
— 東京花散歩(樹木とお花の写真)夏はほぼお休み (@kamujp) October 11, 2021
ちょっと遅かったのか、あることはあるけど、目の高さではあまり見当たりませんでした。歩道に落ちてたものを拾ってきました。空っぽの結実枝は林の中でたくさん見かけました。#木場公園のどんぐり
拾った日:2021/10/10
拾った場所:3番 pic.twitter.com/mnaoKaNWCe
#木場公園 多目的広場の北側#マテバシイ(ブナ科)#どんぐり #ドングリ
— 東京花散歩(樹木とお花の写真)夏はほぼお休み (@kamujp) October 4, 2020
10月一杯くらいはマテバシイのどんぐりを観察できます。#木場公園のどんぐり
撮影日:2020/10/02
場 所:35.679067, 139.807831(多目的広場の北側にもマテバシイが並んでます)
Lithocarpus edulis pic.twitter.com/F9eFPAg3E6
常緑樹 スダジイ(ブナ科 シイ属)
スダジイ Castanopsis sieboldii
9月下旬から12月中旬頃。ちょっと変わった形のどんぐりです。他のどんぐりがベレー帽だとしたら、スダジイはチューリップハットのような形の帽子です。その中にどんぐりが入っています。
#木場公園#スダジイ(ブナ科)#どんぐり
— 東京花散歩(樹木とお花の写真)夏はほぼお休み (@kamujp) October 11, 2021
スダジイはこれからです。階段の下の木の周りで緑のまま落ちていたのを1つだけ見つけました。帽子はベレー帽型ではなく、チューリップハットっぽい形で3つに割れます。#木場公園のどんぐり
拾った日:2021/10/10
拾った場所:3番 pic.twitter.com/aILFRa8f08
#木場公園 木場公園大橋#スダジイ(ブナ科)#どんぐり
— 東京花散歩(樹木とお花の写真)夏はほぼお休み (@kamujp) September 30, 2020
殻斗が3裂してたのでスダジイでした。木場公園は意外とスダジイだらけ。大橋の上から観察がベスト。#木場公園のどんぐり
撮影日:2020/09/30
場 所:35.675347, 139.809095(この辺)
Castanopsis sieboldii pic.twitter.com/OxSv8SvwFo
常緑樹 アカガシ(ブナ科 コナラ属)
アカガシ Quercus acuta
10月上旬から11月中旬頃。どんぐりマップによると三ツ目通り側の2つのみです。どんぐりの帽子はふわふわらしいのですが、ここではまだ見かけません。もう1本はまだ見つけてないので、そちらにどんぐりがあるかも…。
コナラ属で唯一ギザギサ(鋸歯)がほとんどありません。葉の縁がうねってます。葉柄は少し長め。2022年は病気っぽい感じでしたが、持ち直しました。
お花です。
樹皮は今のところあまり特徴がありません。まだ細いくて少し黒っぽい感じです。
アカガシは神社やお寺にも植えてあるそうなので、近所の寺社が狙い目かもしれません。旧芝離宮恩賜庭園にも立派なアカガシがありました。
常緑樹 ウバメガシ(ブナ科 コナラ属)
ウバメガシ Quercus phillyraeoides
どんぐりマップを見ながら探してそれらしい木はみつけたのですが(35.67566, 139.80983)、2年にわたってどんぐりが見当たりません。かわりに深川ギャザリアのウバメガシを紹介します。見つけた時は若い細い木だったので最初はどんぐりも小さめでした。
どんぐりの様子。
撮影場所:35°40'04.3"N 139°48'14.0"E
木場公園のほうは、都市緑化植物園の刈込・生垣見本園にある木がウバメガシだと教えてもらいました。葉っぱが馬の目のような形だから馬目樫…とも言われているそうです。ウバメガシはよく生垣にも使われているそうですが、生垣状態だとたまにシャリンバイと区別つきにくいです💦
若葉は赤くて目立ちます。
赤い色が抜けてツヤツヤの黄緑色になるとトベラと区別つきにくい時もあります。
ウバメガシの樹皮です。
常緑樹 シラカシ(ブナ科 コナラ属)
シラカシ Quercus myrsinifolia
10月下旬頃から11月下旬頃まで。コナラのどんぐりを探し始める頃、まだ緑色で成長中。これは強風で落ちたものですね。
木場公園のどんぐりの木で一番多いのがシラカシです。
葉っぱは細めでツヤあり、葉先の2/3にギザギサ(鋸歯)があります。
葉裏は白っぽくて滑らかです。
公園の真ん中にある橋の上からも観察できます。
珍しい多果どんぐりが撮れてました。一つの殻斗(帽子や袴と呼ぶ部分)に複数の実がついてるものです。
比較的若い木の樹皮。まだ縦に筋が見える感じです。粒々ザラザラな感じのものもあります。
常緑樹 ウラジロガシ(ブナ科 コナラ属)
シラカシ Quercus salicina
名札が付いているので探しやすいです。よく育ったウラジロガシの葉っぱはシラカシよりも大きく、葉の先端がシュッとしているのが特徴だそうです。
以前はいつも葉っぱが虫食い状態であまり健康なイメージがありませんでしたが、ここ数年はわりと元気な葉っぱが見られるようになりました。
ウラジロガシの名前の通り葉の裏が白いのか、いつも葉っぱの裏を見ようとするのですが、日差しの角度のせいでなかなか確認できません。白っぽいかな?
樹皮。まだ細くて若い木です。どんぐりは見たことありません。
常緑樹 ツブラジイ(ブナ科 シイ属)
ツブラジイ Castanopsis cuspidata
どんぐりマップのツブラジイの場所を探してきました。スダジイに似た木というとこれしかなかったので、これがツブラジイなのかな? スダジイより小ぶりだけど区別がつきにくいそうです。 三ツ目通りの木場三丁目交差点のあたりなんですよね…。
樹皮です。
自信ないです💦
常緑樹 アラカシ(ブナ科 コナラ属)
アラカシ Quercus glauca
どんぐりは10月下旬〜2月上旬まで拾えるそうです。葛西橋通りの南側にコナラと交互に植えられてます。拾ってから写真撮影まで少し日を置いたためひび割れが…。
葛西橋通り沿いの木は高すぎてなかなか実を見つけられないのと、どんぐり拾いのメイン会場なのであまり実が落ちてません。観察しやすいのがテニスコートの南西角のアラカシです。
35.676866, 139.807421番外 落葉樹 トチノキ(ムクロジ科 トチノキ属)
トチノキ Aesculus turbinata
日本の古代人の食料「トチノミ」です。栃の木の果実なの栃の実です。どんぐりに先駆けて8月くらいから落ちてます。ただ、拾っても固くてあく抜きが大変なので、またその辺に置いておくのがいいかもしれません。殻を含めて直径5cm前後の大きめの果実です。
#木場公園 #どんぐり
— 東京花散歩(樹木とお花の写真)夏はほぼお休み (@kamujp) August 23, 2021
どんぐり拾いの前に、#栃の実 拾いはいかがでしょうか?8月下旬頃から #トチノキ の下をよく見ると落ちてます。#木場公園のどんぐり https://t.co/XSb6ZhOWSJ pic.twitter.com/w10MIEMFBM
#木場公園 都市緑化植物園柵外(南側)#トチノキ(ムクロジ科)
— 東京花散歩(樹木とお花の写真)夏はほぼお休み (@kamujp) July 25, 2021
もう実が大きくなってました。KIBACOの近くや南の冒険広場にもあります。栃の実は食べられるけど食べられる状態にするまでが大変。
撮影日:2021/07/21
場 所:35.672448, 139.807069(この辺)
Aesculus turbinata https://t.co/QfmhH0ai13 pic.twitter.com/znvNSZuG2g
番外 落葉樹 オニグルミ(クルミ科 クルミ属)
オニグルミ Juglans ailanthifolia
日本の古代人の食料「クルミ」です。湿性植物見本園のビオ池そばにあります。この中にクルミの固い殻が入っています。この緑色の部分もけっこう固いです。ナッツ類のように固い殻に包まれたものを堅果と言います。
上の方にあるのでお花は見たことありません。運が良ければ7月〜10月の間、実が落ちてるのを見つけられます。台風とか強風の翌日が狙い目。
低い場所に生えてた葉っぱ。艶がなくザラザラした雰囲気。
オニグルミの樹皮。
番外 落葉樹 クリ(ブナ科 クリ属)
クリ Castanea crenata
ブナ科なので、栗もどんぐりの仲間ですが、木場公園にはないのでギャザリアビオガーデンのものを紹介します。最初は虫食いだらけで、ようやく葉っぱが元気に育つようになってきました。
お花は見たことありますが、まだ栗の実がなってるのを見たことありません。
他の公園で見たブナ科の樹木
落葉樹 ブナ(ブナ科 ブナ属)
昭和記念公園で見たブナの木です。
白っぽくて綺麗な樹皮です。
落葉樹 アカガシワ:レッドオーク(ブナ科 コナラ属)
昭和記念公園で見たアカガシワの木です。
紅葉が美しいそうです。
落葉樹 ヨーロッパナラ:オーク(ブナ科 コナラ属)
猿江恩賜公園で見たヨーロッパナラの木です。残念ながらこの木は枯死してしまいました。
撮影場所:木場公園
確認済みのどんぐりマップです。