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薄黄木犀、金木犀、銀木犀、柊木犀、柊の違いって?
こんにちは、@kamujpです。
うろ覚え状態で相変わらず区別がつかず、もう一度画像を整理してみました。
ウスギモクセイ(薄黄木犀)
Osmanthus fragrans var. thunbergii
ギンモクセイの変種。木場公園には薄黄木犀がないため(名札のついた木がない)、皇居東御苑まで行きました、が!お花はほぼ終わってました。やる気なく適当に撮影したのがこれ…
お花は今回比較したモクセイ属の5種類の中で真っ先に咲くそうです。だから間に合わなかったのか〜。とはいえ、この写真を見ると受粉して結実しそうな雰囲気ありますよね。薄黄木犀は雌雄異株で結実あり。つまり、皇居東御苑のこちらの薄黄木犀は雌株なのかな。
いや、もう、なんでモクセイ属の仲間って虫食いばかりなの? きれいな状態の葉っぱを探すのが大変なんですよ。
調べてみると、ヘリグロテントウノミハムシが食害のメイン害虫らしいけど、テントウムシに似た姿なので今まで騙されてきたかもしれません。あ、🐞がいる〜🥰みたいな感じで💦
キンモクセイ(金木犀)
Osmanthus fragrans var. aurantiacus
ギンモクセイの変種。10月といえば金木犀。お花の時期になれば、オレンジ色のお花と強い芳香で区別できます。花付きも良いので結構目立ちます。日本にあるのは雄株のみで結実はしません。雌しべは退化してお花の中央がちょこっと盛り上がってるけど肉眼で見るのは厳しいかも。
金木犀の葉っぱは比較的細長い長楕円形で、ツヤツヤしてます。葉っぱの縁にはギザキザかない(全縁)か、あっても少なめ。
金木犀の葉っぱにも少し波打った感じがありますが、それは薄黄木犀の特徴でもあるそうです。葉っぱは薄黄木犀と金木犀はソックリ。
ギンモクセイ(銀木犀)
Osmanthus fragrans var. fragrans
モクセイ属の基本種。木場公園の銀木犀の開花は、金木犀とほぼ同じか、少し遅い印象です。個体差もあって前後する場合も。白に近い淡いクリーム色のお花。薄黄木犀の淡い色味のお花とソックで区別が難しいですね。雌雄異株で結実ありとのことですが、木場公園では果実は見たことありません。
葉っぱの全体に細かいギザギザ(鋸歯)がある点が、薄黄木犀との違いですが、木場公園の銀木犀の葉っぱには鋸歯がほぼありません。鋸歯のない銀木犀もあるそうです。
下の写真の左側の中段くらいにある葉っぱにかろうじて鋸歯っぽいものがあります。
撮り溜めた写真を拡大して探してみたら、時々鋸歯のある葉っぱが混じってます。
ここまでが銀木犀と銀木犀の変種です。
ヒイラギモクセイ(柊木犀)
Osmanthus ×fortunei
ヒイラギとギンモクセイの交配種。お花の時期は10月〜11月。真っ白な花びら。花びらは反り返らない。恐らく雄株のみで結実しない。
葉っぱに8~10対の針状のトゲトゲ(鋸歯)があって、ヒイラギと比べると棘の数が多いです。年数が経つと棘が少なくなったり全縁になる場合もあってややこしいですね。
古石場親水公園には立派なヒイラギモクセイがあるようです。
ヒイラギ(柊)
Osmanthus heterophyllus
お花の時期は11月に入ってから。真っ白な花びら。花びらが反り返るのが柊の特徴。飛び出た雄しべの大きめの葯も目立ちます。雌株のお花は雌しべも突き出ています。雌雄異株で結実あり。
若木には刺状の鋸歯があってとにかく形が独特です。老木になってトゲトゲがなくなってしまうと区別しづらいですね。
よく見ると色々な形の葉っぱがあります。