11億年前の波の音が聞こえる? 国立科学博物館 常設展示

2017-05-28 | Canon EOS Kiss X7 | EF-S24mm f/2.8 STM
1920x1200 国立科学博物館 常設展示


国立科学博物館 常設展示

2017年5月28日(日)、「大英自然史博物館展」を見た後で、常設展に寄りました。 この後西洋美術館にも行く予定だったので、簡単に見て回りましたが、以前とそんなに展示内容は変わっていない感じです。常設展示は本当に広いので、興味のある方がじっくり見ていたら丸一日かかるかもしれません。今回の写真はほとんど地球館の展示物です。
上の写真は「パリンプセスト・リップル」。パリンプセストは重ね書き、上書きのこと、リップルは水流や風で生じる文様のこと。先カンブリア時代(約11億年前)の水流でできた砂の文様の化石です。



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2017-05-28 | Panasonic DMC-GM1 | LUMIX G VARIO 7-14/F4.0
1920x1200 国立科学博物館 常設展示


淡水魚化石、エスカレーター横にありますが、壁のような大きさです。淡水でどんな理由で大量死して埋まっちゃったのかな。やはり自然災害?


2017-05-28 | Panasonic DMC-GM1 | LUMIX G VARIO 7-14/F4.0
1920x1200 国立科学博物館 常設展示


悪い意味で背景に馴染んじゃって、骨格がよくわかりませんね。でもここは初めて行くと圧巻です。


2017-05-28 | Panasonic DMC-GM1 | LUMIX G VARIO 7-14/F4.0
1920x1200 国立科学博物館 常設展示

2017-05-28 | Panasonic DMC-GM1 | LUMIX G VARIO 7-14/F4.0
1920x1200 国立科学博物館 常設展示


大きな骨格標本が沢山。いつも想像してしまいますが、この時代に生きてたら……きっと私も捕食されるんだろうな〜としか思えません。😭 こちらのトリケラトプスは草食らしいので、巨大なシダ植物なんかをムシャムシャ食べてたかもしれませんね。


2017-05-28 | Panasonic DMC-GM1 | LUMIX G VARIO 7-14/F4.0
1920x1200 国立科学博物館 常設展示

2017-05-28 | Panasonic DMC-GM1 | LUMIX G VARIO 7-14/F4.0
1920x1200 国立科学博物館 常設展示


日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに使用されたラムダ・ロケット用のランチャ。
こちらは屋外にあるロケットランチャ。塗装補修前。塗りなおしたらピカピカになるのかな〜? あまり気づかれないのか人はほとんど見に来ません。


2017-05-28 | Canon EOS Kiss X7 | EF-S24mm f/2.8 STM
1920x1200 国立科学博物館 常設展示

2017-05-28 | Canon EOS Kiss X7 | EF-S24mm f/2.8 STM
1920x1200 国立科学博物館 常設展示


スライスされた隕石ってとても美しいのですが、この写真じゃ質感が全然わからなくて失敗。
上:タンボケマド隕石(鉄隕石)
下:ギベオン隕石(鉄隕石)


2017-05-28 | Canon EOS Kiss X7 | EF-S24mm f/2.8 STM
1920x1200 国立科学博物館 常設展示


まだ海底に蠢く生物がいなかった先カンブリア 時代には、波の作用で出来た海底のさざなみ模様(リップル)の上に堆積物が重なり、そのまま固結して「波の化石」になったそうです。

パリンプセスト・リップル(重ね書きの漣痕)とは、以前のリップルを壊すことなく、上に新しいリップルができるため、写真のように複雑な文様になっているものをいいます。パリンプセスト・リップルの場合は、海底面がバクテリアの皮膜で覆われていたことを物語っているそうです。

カンブリア時代になって海底を這う生物が現れると、泥や砂が攪拌されてリップルは形成されなくなったとか。先カンブリア 時代には地球上のあちこちに存在してたストロマトライトは、同じくバクテリアが粘液で泥や砂を固め何層にも重なったものです。いまでもオーストラリアの一部の水域に現生してるってスゴイですよね! ……しかしカハクの説明はおバカな私にはわかりにくかった。
なので、何か間違ってたらゴメンなさい。😞


2017-05-28 | Canon EOS Kiss X7 | EF-S24mm f/2.8 STM
1920x1200 国立科学博物館 常設展示

2017-05-28 | PCanon EOS Kiss X7 | EF-S24mm f/2.8 STM
1920x1200 国立科学博物館 常設展示

2017-05-28 | Canon EOS Kiss X7 | EF-S24mm f/2.8 STM
1920x1200 国立科学博物館 常設展示


ベンド 紀の化石群。まだ解明されていない謎の生物、微生物のコロニーという説もあるらしいです。
上:プテリディニウム(半分海底に潜ってるらしい)
中:ディッキンソニア(エアマット状で意外と大きい)
下:ネミアナ(クラゲ状の生物?)


1920x1200 国立科学博物館


国立科学博物館のミュージアムショップって、つい欲しくなるようなものが置いてあります。今回はダイオウグソクムシさんの茶漉しと消しゴム頭蓋骨をゲット。頭蓋骨は消しゴムだと知らずに買ってしまいましたが、消しゴムとして使う人いるのかな? 私は頭蓋骨の形が立体的に把握できなくて(結構複雑な形をしています)、いろんな角度から見てみたくて購入したのですが……


1920x1200 国立科学博物館


ダイオウグソクムシさんとはなかなか良いツーショットになりました。このダイオウグソクムシ茶漉しを家族に見せたら気持ち悪いと言われてしまったので、頭蓋骨消しゴムを買ったことは秘密にしてあります。😂

国立科学博物館の常設展示は下のサイトでも見ることができます(写真は小さいけど)。
外部サイト:国立科学博物館 | 常設展示データベース検索


関連記事:
2017 国立科学博物館「大英自然史博物館展」
2013 国立科学博物館 企画展(鉱物)
2013 国立科学博物館「深海展」
2012 国立科学博物館 常設展



公式サイト:国立科学博物館 常設展示
観覧料(一般・大学生) 620円
写真撮影OK