マメザクラ:豆桜(バラ科 サクラ属)Cerasus incisa 木場公園 都市緑化植物園

2022-03-30 Cerasus incisa 2160
2022-03-30 木場公園

桜の基本野生種の1つ

こんにちは (๑′ᴗ‵๑)
名前の通り、お花は小さめです。そのせいで、あー咲いてるなと思いつつ、あまり目立たないので長いことスルーしてました。富士山の麓で咲いてるマメザクラはフジザクラとも呼ぶそうです。

マメザクラのお花の特徴

花弁:白〜淡紅色、変化が大きい、下か横向きに咲く、13mm以下
萼片:先がとがったぎぼうし形、鋸歯はない、あっても目立たない、4mm以下
萼筒:短い筒形で付け根が少し膨らむ、無毛、紅褐色、7mm以下
小花柄:開いた柔らかい毛がある
最下の苞:丸みの強い扇形、幅広、縁に鈍い鋸歯が目立つ
(文一総合出版「サクラハンドブック」、等より)

2021-03-22 Cerasus incisa 2160
2021-03-22 木場公園

木場公園のマメザクラの花弁は、うねりがあり、花弁の縁にギザギサが目立つものもあります。花弁がうねるのは花の終わりかけと書いてるサイトもありました。萼筒は無毛と書いてありますが、小花柄の毛と繋がって、そのままうっすら毛がある感じです。苞の鋸歯も鈍くはなくてわりと尖ってます。測ってないのでサイズはわかりません。

お花の写真を並べます

やっぱり、木場公園のマメザクラはうねりが強い気がします。そのせいで、小さなお花に影ができてスッキリした花姿に見えないのです💦

2022-03-30 Cerasus incisa 2160
2022-03-30 木場公園

こちらは萼片の形が見やすいかと。

2022-03-30 Cerasus incisa 2160
2022-03-30 木場公園

先にお花が咲いて、後から葉っぱのパターンですね。

2022-03-30 Cerasus incisa 2160
2022-03-30 木場公園

水滴写真。雨の日にはもう散り始めてました。お花の終わりには、中央部分と雄しべ(花糸)が赤めに変色しています。

2023-03-26 Cerasus incisa 2160
2023-03-26 木場公園

お花が散り始めると緑色の葉っぱが目立つようになります。

2021-03-30 Cerasus incisa 2160
2021-03-30 木場公園

ギザギサがはっきりした小さい葉っぱです。果実(さくらんぼ)があるのわかりますか? 綺麗な黄葉/紅葉は見たことないです。

2021-04-12 Cerasus incisa 2160
2021-04-12 木場公園

園内に1つしかないマメザクラですが、幹の半分が切られていました。

2024-01-04 Cerasus incisa 2160
2024-01-04 木場公園

樹皮。残ってる枝も1部こんなですし、あまり健康ではないのかも。

2024-01-04 Cerasus incisa 2160
2024-01-04 木場公園

2月下旬頃、芽が目立ってきます。

2022-02-24 Cerasus incisa 2160
2022-02-24 木場公園

つぼみ。

2023-03-16 Cerasus incisa 1080
2023-03-16 木場公園

咲き始めになかなか出会えません…

2021-03-22 Cerasus incisa 2160
2021-03-22 木場公園

撮影場所:35°40'24.9"N 139°48'29.1"E

木場公園>都市緑化植物園>湿性植物見本園 池と水路の東端にあります。