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ツバキとサザンカを区別するのは諦めました…
こんにちは、@kamujpです (๑′ᴗ‵๑)
植物のど素人の私でも原種のツバキ(ヤブツバキ)と原種に近いサザンカは区別できるようになりました。その後、カンツバキと呼ばれる獅子頭と勘次郎もだいたいわかるようになりました(似てるのは区別できないけど)。
園芸品種が多すぎて、開花時期が重なる似たようなお花は区別がつきません💦 晩秋から咲くツバキや、葉っぱの大きなハルサザンカや、花びらが散る「散り椿」なんていうのもあるそうです。
ここではサザンカ群のお花と思われる白とピンクのお花を載せてます。10〜11月から咲き始め、ほぼ年内でお花が終わるもので、一重咲きで原種に近い感じのサザンカです。
サザンカの原種は白い一重咲き
10月から咲いてる白いサザンカです。木場公園の木場口近くにある木で真っ先に咲き始めます。よく見るとほんの少し縁にピンク色が入っているので原種とは違うのかも。
サザンカとツバキの見分け方
サザンカの特徴
- 花が咲くのが10月から12月頃
- 雄しべはほとんどくっついてないので開き気味
- 花びらは水平に開ききる
- 一重咲きの原種は花びらが5〜6枚、シワが入りやすい
- 花に香りがある
- 散る時は花びらがバラバラに落ちる
- ツバキより葉っぱが小さめ
- 葉の鋸歯(ギザギサ)がわりと目立つ
- 葉の裏側の主脈に沿って毛がある
- →日にかざすと葉脈が黒っぽく見える
- 子房に毛がある(花が散ると見えます)
- 実に毛が生えてる
- 実が小さく殻が薄め
とまあ、こんな感じです。お花の特徴は写真でもよくわかりますね。雄しべは筒状にくっついてないので開いてますし、花びらはしわしわで開ききった感じです。
サザンカの果実を見つけました。椿のツルツルの果実と違い、茶色で毛が生えてます。ツバキの実より確かに小ぶりな感じでした。この画像だと殻も薄めに見えます。
カンツバキは最初毛が生えていて後からツルツルになるのだそうですが、このサザンカの場合は最後まで毛に覆われてました。
撮影場所:35°40'17.7"N 139°48'24.4"E
ピンクのサザンカ
淡いピンク色は綺麗ですね。これは東陽一丁目第一公園で撮ったものです。こちらもツルツルじゃない茶色の果実ができていました。
サカタのタネの園芸通信によると、ツバキとの長い期間にわたる雑種交雑により、本来のサザンカの開花期と異なるさまざまな品種が生まれ、サザンカ群(開花期10~12月)、カンツバキ群(11~3月)、ハルサザンカ群(11~4月)に分けられる
のだそうです。サザンカ群は特徴が原種に近いけど、カンツバキ群、ハルサザンカ群はサザンカとツバキの特徴を併せ持っています。
(カンツバキ群はシシガシラ群と呼ばれるようになりました)
赤というか、濃いめのピンク色のサザンカ
多分、サザンカと聞いてイメージするのは今やこちらの赤っぽい色のほう。原種は白だけど、交配した赤いお花のほうががたくさん植えられていているせいだと思います。
下は仙台堀川公園で見つけたもの。サザンカの特徴がちゃんと写せたので載せました。
逆光で葉脈の主脈が黒っぽく見えてます。子房・若枝・葉柄に毛があるという特徴もハッキリ写ってます。子房というのは雌蕊(めしべ)の下の部分です。枝もけっこう毛深い感じ。
サザンカの原種が見たい時は亀戸中央公園に行ってね。
都市緑化植物園内のサザンカの園芸品種
ずっと状態が悪かったのですが、2023年は今までで一番お花が咲いてる感じです。
葉っぱの特徴が想夫恋とは違うので「大和富士(ヤマトフジ)」かな。
多分「オトメサザンカ」。改めて見ると、葉っぱは相変わらず虫食いだらけです。
下の2つは初めて咲いてるのを見ました。赤い八重のものと、一重で縁が薄く桃色に染まってるもの。
これなんか特徴的なので、サザンカの品種に詳しい方が見れば品種がわかるのかもしれません。こちらも原種に近い感じがしますね。
撮影場所:35°40'23.4"N 139°48'25.7"E
木場公園>都市緑化植物園>庭をつくろう広場>和風エリア 生垣のような感じになってます。