- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
お正月の恒例行事、春の七草がゆ
こんにちは、@kamujpです (๑′ᴗ‵๑)
七草粥の材料、七草セットを買ってきました。区別できるようによく見てみましょう。
木場公園では和風エリアの寒椿の隣に七草エリアがあります。最初こそ頑張って揃えていましたが、最近では適当になってます。
春の七草
春の七草セットはスーパーでも買えます
1月7日に食べる七草粥、今は春の七草もパックで売ってて便利ですね。東京では神奈川産がよく流通してるみたいです。七福神パッケージでおめでたい雰囲気。一応、それっぽい草を持ってますが、大根と蕪以外は私には見分けが難しい…
恥ずかしながら七草の区別がつきません。最近やっと植物に興味が出てきたので、今回はじっくり観察してみることにしました。
春の七草が定着したのは鎌倉時代頃からで、それ以前の七種といえば、穀物の米・アワ・キビ・ヒエ・ミノ・ゴマ・アズキだったそうです。別の組み合わせとして、米・大麦・小麦・アワ・キビ・ダイズ・アズキが使われていたこともあります。。豆類は擬似穀物とされています。
ミノについては、葟米(ミノゴメ)という野生の穀物だったそうですが、現在では何の植物なのか特定できなくなっていて、ムツオレグサではないかとされています。このムツオレグサも、聞いたことないですよね…
芹(せり)
今の名前:セリ(セリ科 セリ属)
単品でも冬になると野菜売り場で見かけます。七草の中では、葉の形と鋸歯のギザギザで見分けやすく、根っこも主張しているため、ここも区別のポイントですね。
木場公園のセリ。まだ若い頃は柔らかそうです。和風エリアは木場公園の都市緑化植物園の中にあります。
育ってくるとこんな感じ。
水辺の植物なので、ビオ池でも観察できます。湿性植物見本園は木場公園の都市緑化植物園の中にあります。
薺(なずな)
今の名前:ナズナ(アブラナ科 ナズナ属)
別名はペンペングサで、三味線のバチのような三角形の実がたくさんついていることで有名です。実が付いていないとなかなかわかりません。葉っぱの形は2種類あって、魚の骨のような細く尖った形のものは根生葉と呼ばれます。
木場公園のナズナ。とても小さかったです。毛が目立つ感じです。よほどの野草好きでないと、ナズナのお花や実がない状態じゃ気づけないですよね。
お花や実がつくとわかりやすいです。もう1つの葉っぱの形はこの写真のような茎上葉になります。
こんな感じで道端に生えてるのを見かけます。
御形(ごぎょう)
今の名前:ハハコグサ(キク科 ハハコグサ属)
御形はおぎょうとも訓みます。ハハコグサの名前は聞いたことがあるかもしれませんね。七草パックの中では貴重な存在で、ちょこっとしか入っていません。春になるとよく見かける黄色い花の野草です。
木場公園のハハコグサ。きれいに育ってます。表も裏も毛に覆われいて白っぽいのも特徴です。ウサギの耳のような形からも区別しやすいと思います。
深川ギャザリアに、わざとなのか、よく見る野草が色々植えられてた時期があります(今もあるかな?)。ホルトノキの周辺です。野菜も定期的に植え替えてるし、身近な植物観察用に植えてくれてるのかも。
繁縷(はこべら)
今の名前:コハコベ(ナデシコ科 ハコベ属)
ハコベとも言います。流通しているものは「コハコベ」と「ミドリハコベ」という種類が多いそうです。七草パックにはたくさん入っています。葉が比較的大きいため、かさ増し用かもしれません。七草の中では葉っぱの縁にギザギサがないので、簡単に区別できます。
木場公園のコハコベ。
お花も咲いてます。
這うように茎を伸ばしてどんどん広がっていく感じ。
そっくりな植物にミドリハコベというものがあります。ミドリハコベは茎が緑色で、コハコベは紫色を帯びるそうです。写真の七草パックに入っているのは茎が緑色なので、ミドリハコベでした。
仏の座(ほとけのざ)
今の名前:コオニタビラコ(キク科 ヤブタビラコ属)
七草の仏の座は正式には「コオニタビラコ」と言います。漢字で書くと「小鬼田平子」です。この写真では、横についたヒラヒラが五角形っぽい形をしており、表現が難しい形状をしています💦
木場公園のコオニタビラコ。ロゼット状態です。
コオニタビラコは良い写真がないんですよね。すずなの名札が目立ってますが、これはコオニタビラコです。お花がぎりぎり写っているものの、あまり元気な感じではありません。
田んぼで黄色いお花を見かけたらコオニタビラコかもしれませんが、都内だとレア植物。横十間川親水公園に田んぼあるから見に行ってみようかな。多分ないと思うけど…。七草セットを買ってきて植えればいいのか…と思いついて、2025年の七草パックから抜き出して育てています。
今の名前でホトケノザといえばこちら↓になります。ピンク〜赤紫のお花がついてる野草。こちらもよく見かけます。
菘(すずな)
今の名前:カブ(アブラナ科 アブラナ属)
蕪(カブ)の古い呼び方です。見るからにカブなので、真っ先にわかります。
カブの葉っぱ。
2023年は立派なカブに育ったところが観察できました。
カブのお花って黄色だったんですね。初めて見ました。
カブとダイコンの若い葉っぱが全然区別つかなかったのですが育ったものを見ることができました。これだけ違いがあるとわかりやすい。大根は深い切れ込みが入ってて、カブは舌のような形です。
蘿蔔(すずしろ)
今の名前:ダイコン(アブラナ科ダイコン属)
大根(ダイコン)の古い呼び方です。他に古名でオオネ・カガミグサとも言うそうです。こちらも見るからにミニダイコンなのですぐわかります。
ダイコンの葉っぱ。
育ったダイコンの葉っぱ。
2023年は立派に育った大根が観察できました。
大根のお花も咲いてました。
手前がダイコンの葉っぱ、奥がカブの葉っぱです。
撮影場所:35°40'22.9"N 139°48'25.5"E
木場公園>都市緑化植物園(9:00-16:30)>庭を作ろう広場>和風エリア コオニタビラコちゃんを充実させてほしい😂 オニタビラコはやたら見るんですけどね。
- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ