- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
かぐわしいお花の代表 クチナシ
クチナシの写真、200枚近く撮り溜めてましたが、使えるものが極々わずか。咲いたそばから虫だらけだったり傷んでいたりします。梅雨始めの頃に咲くのに雨に弱いし…。
加えて、お天気のいい日は花びらが白飛びしちゃうし、曇りの日に撮るとどんよりしちゃうし、白いお花は難しいです。
春の新芽は黄緑色でツヤツヤでツルツル
木場公園の他、散歩途中に古石場親水公園や大横川沿いでも撮ってます。
5月、クチナシの若葉はめちゃくちゃ輝いてます。テラテラしてる感じです。下旬くらいには固い蕾が見えてきます。葉っぱと同じ色で、やっぱりツヤツヤしてます。
一重のクチナシのお花と果実
木場公園の一重のクチナシは知る限り2カ所あります。都市緑化植物園の入口近く(外)と、都市緑化植物園内の和風エリアです。花が開く順に並べてみました。
蕾の開き始め。白い花びらの色がチラ見えしてます。
花びらが1枚ずつ次々に開いていく感じですね。
虫のついてない、傷みのない花びら、本当に完璧な状態。滅多にないです。開花直後ですが、すでに雌しべに花粉がついています。
横から見ると花びらは水平に開いてます。根元は筒状のお花だったんですね。時間が経つにつれ花びらは張りがなくなり、色も白から薄茶色っぽく変化していきます。
この黄色い座薬(失礼)みたいなのが雌しべで、茶色の紐っぽいのが雄しべです。いったん雌しべ(花柱)に花粉をつけてから、虫に運ばせるそうです。
お花が終わった後。この頃には葉っぱもボロボロになってます。オオスカシバや他の芋虫さんに食べられちゃうとか…
秋になると捕食中のクリオネみたいな変わった形の実ができます。このビロ〜ンと伸びた部分は萼。乾燥した果実は山梔子(さんしし)といい、古くから薬や着色料等に用いられ、けっこう有用な植物です。
クチナシにつくゴミみたいな虫はアザミウマ(スリップス)という虫だそうで、体長1~2mm。クチナシは白くて目立つけど、もしかしたら他にも色々な所に付いてるのかもしれない…。白いスリップスもいるそうで、白スリonクチナシだとわからないかも💦
八重咲きクチナシのお花と果実は?
木場公園の八重咲きクチナシも知る限り2カ所あります。都市緑化植物園内の南西角と、都市緑化植物園常時開放エリア(植物園の柵の外側の南のエリア)です。
八重咲きクチナシの蕾は一重のクチナシよりも気持ちふっくらしてます。
やっぱり八重咲きクチナシも1枚ずつ開いていく感じです。
咲いた直後のかなり完璧な状態。なかなか出会えません💦
お花が終わった状態…のまま秋に至る。
八重咲きクチナシは雄蕊が花びらになってるので結実しないそうです。こんな感じで膨らまないまま終わりです。
2カ所の八重咲きクチナシを比較
木場公園では都市緑化植物園の柵内と柵外に八重咲きクチナシがあります。写真を見ると雰囲気がかなり違う感じです(品種も複数あるみたいですし)。植物園内の八重咲きクチナシは、運が良ければ薔薇のようにふんわり咲いてるのを見ることができます。
常時開放エリアの方は大体いつもほっそりめ。香りはどちらも良い香りがします。
ちょっとはっきりしませんが、この辺りでコクチナシ(Gardenia augusta 'Radicans')の名札の写真を撮ってるので、常時開放エリアにあるのはコクチナシかもしれません。
撮影場所:木場公園内いろいろ
2011年6月のストリートビューだとちょうどクチナシのお花が咲いてます。
一重 都市緑化植物園外 入口そば 35.673452, 139.808187
一重 都市緑化植物園内 和風エリア 35.673277, 139.807161
八重 都市緑化植物園内 南西角 35.672623, 139.806984
八重 都市緑化植物園 常時開放エリア 35.672167, 139.807278
↑画像左手の木々のこんもりした中にあります。お花の時期なら白い花が咲いててわかりやすいです。