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カンツバキってよくわからない
こんにちは、@kamujpです (๑′ᴗ‵๑)
説明がいろいろあってよくわからなかったカンツバキですが、少しだけ頭の中で整理できてきました。
サザンカは咲く時期によって、原種に近いサザンカ群、カンツバキ群、ハルサザンカ群の3つに分けられるそうです。その中のカンツバキ群の大元になった品種が「獅子頭(ししがしら)」で、その獅子頭の別名が「寒椿(かんつばき)」です。
獅子頭と寒椿は同じものです。
サザンカなのに名前にツバキがついている点も混乱した原因です。そのせいなのかどうか、カンツバキ群はシシガシラ群と呼び方を改めたようです。獅子頭(寒椿)を元に作られた品種がシシガシラ群になります。シシガシラ群の園芸品種は下の記事をご覧ください。
カンツバキと言えば、「カンツバキ=這い寒椿=獅子頭」と「立ち寒椿=勘次郎」の2つです。這い/立ちの送り仮名は書く人によってあったりなかったりします。
都市緑化植物園にある這寒椿と立寒椿
シシガシラ(ツバキ科 ツバキ属)
Camellia x hiemalis Nakai
獅子頭と書きます。横に広がるタイプで、別名は這い寒椿。低い垣根に使われることが多いです。木場公園では都市緑化植物園の和風エリアにあります。
花が咲く頃の葉っぱは濃いめの色になるそうです。日陰ということもありますが、確かに暗い感じの深緑色。わりとツヤツヤ。
同じ場所にある立ち寒椿? 虫に食われてボロボロだった時期もあります。2023年に見た限り葉っぱも健康そうでした。
今まで本物の竹かなんかで作ってた柵が思いっきりプラ素材になってました。天然素材より長持ちするのかなあ。
お花。
つぼみ。葉っぱの下に毛が生えてるのが見えます。
撮影場所:35°40'22.9"N 139°48'25.4"E
庭を作ろう広場の和風エリアは通路を挟んで北と南に分かれてますが、最も南側の出口の所です。
カンジロウ(ツバキ科 ツバキ属)
Camellia x hiemalis 'Kanjiro'
勘次郎と書きます。縦に伸びるタイプで、別名は立ち寒椿。服部勘次郎さん宅の木から増やされたので勘次郎なのだそうです。木場公園では都市緑化植物園の花木見本園にあります。
園内には激似のサザンカがたくさんありますが、カンジロウかどうかはわかりません。
お花。
撮影場所:35°40'18.9"N 139°48'25.1"E
花木見本園の一段高くなったところにあります。
カンジロウ(名札あり)は、木によってお花の感じが違います。本当に獅子頭が立ったみたいな少しカップっぽい八重のお花の時もあるし、この勘次郎みたいに開ききってるものもあります。花びらにうねりがあると言う方もいるし…。
見ている時期のせいかもしれません。同じお花を撮影している方の写真を見ると、咲き始めは獅子頭のようで、開ききると平らになって、その前後は花びらにうねりがある感じ。個体差もあるのかもしれませんね。
よく路上の生垣で見かける獅子頭っぽいお花
個人的に「獅子頭」じゃないかな?って思うお花を並べておきますね。低い生垣で、お花は小さめ(7〜8cmくらい)、花びらは八重でぎっしりしてます。
カンツバキ(獅子頭)の花びらは14枚以上
と書いてるサイトがありまして、木場親水公園で見かけた獅子頭っぽいお花の花びらを数えてみました。16枚くらい確認できます。
カンツバキは、サザンカとツバキの交雑種(Camellia x hiemalis)だとか、サザンカの変種/栽培品種(Camellia sasanqua cv. Hiemalis)だとか、中国原産のカンツバキ(Camellia hiemalis)が見つかったとか、参考資料のせいなのか人によって書いてあることがバラバラでよくわかりません。私が情報に疎いだけでこの辺もうハッキリしてるのかな?