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上野公園の「越前水仙」
白い花被片、黄色〜黄橙色の副花冠、カップ咲き、小輪房咲き
こんにちは、@kamujpです (๑′ᴗ‵๑)
トップ画像は上野公園で見かけたニホンズイセンです(ニホンズイセンと濁るほうが正しいそうです)。福井県から贈られたスイセンで、名札は「越前水仙」になってました。福井県の越前海岸にたくさん自生しているそうで観光名所にもなっています。
呼び方が品種名だったり咲き方だったり…
フサザキスイセン(Narcissus tazetta)は、ニホンズイセンの原種にあたります。1つの花茎から複数の花が房のように咲くため、房咲き水仙と呼ばれますが、ニホンズイセンも同じく「房咲き水仙」と呼ばれることがあります。
学名がナルキッスス タゼッタのため、「タゼッタ系水仙」と呼ばれることもあります。また、「カップ咲き水仙」のように、花の形状による別の呼び方も存在します。少し混乱しますね💦
木場公園等、他で見たニホンズイセン
2025年はスイセンの開花が遅く1月中頃から咲き始めました。
早いと12月から咲いています。名札がないため正確ではありませんが、おそらく普通のニホンズイセンだと思われます。
お花の直径は約3〜4cmほどです。写真のアップ画像を見ていると、実際よりも大きく感じることがあります。実際に見ると、「お花ちっちゃ!」って感じです。
逆光だと光が透けて美しい。
全体。スイセンの葉っぱには毒があります。ニラと間違って食べてしまったというニュースをよく耳にしますが、スイセンの葉っぱはニラよりも厚みがあり、葉先が丸い感じです。匂いを嗅いだことはないけれど、ニラの匂いはしませんね。普段から料理でニラを使っていれば、間違うことはそうないでしょう。
スイセンの花びらって3枚だって知ってた?!
植物については小学生の理科程度の知識しかない私、スイセンの花びら(花弁)は前方の3枚のみで、後方の3枚は萼片だと今知りました! 花びらだと思っていたら実は萼片だった、という場合もあるので、これらをまとめて花被(かひ)とも言います。後方の3枚は少し尖っています。
水滴写真。スイセンは雨に負けるというか、俯いてカップもシワシワになっちゃうので、水滴写真にはあまり向いてなさそう。
昔からよく見かける水仙の歴史
子供の頃から身近すぎて目新しさもありません。ギリシャ神話のナルキッソスが名前の由来…ということはスイセンの存在ってとても古い? ただ、スイセンの原種って全然違う形なんですよね。古代ギリシャ時代はどんな形だったのかな?
昔っていつから? と、ふと疑問に思って、ネットで検索してみた結果、日本ではこんな感じでした。ネット情報ですが一応参考までに。
- 水仙(ニホンズイセン)平安末期に中国から渡来
- 白花水仙(シロバナスイセン:Narcissus papyraceus)江戸時に薬草として渡来
- 黄水仙(キズイセン:Narcissus jonquilla)江戸末期に渡来
- 喇叭水仙(ラッパスイセン:Narcissus pseudonarcissus)明治末期に渡来
- 黄房水仙(キブサスイセン:Narcissus tazetta cv.)大正時代にヨーロッパから渡来
目新しさはないけど、小春日和の陽射しの中でキラキラしてると美しいなと思います
撮影場所:上野公園、木場公園
ニホンズイセン(=越前水仙)は、東京文化会館と日本芸術院の間の道の脇あたりにあったと思います。今もあるかはちょっと不明。
都内だと葛西臨海公園で毎年「水仙まつり」を開催しています。2月上旬頃が見頃のようです。品種を問わないなら公園に行けばスイセンはどこにでも咲いてますね。意外と変わったスイセンにも出会えます。